HandshakeとHNSとは何か?

#1 ブログポスト

今回は初めて、ニュースレターではなく、ブログ的な使い方をして投稿しています。HandshakeのドメインがNamebase上でオークションが開始され、トップレベルドメインが個人で所有できるというインターネットの歴史上きわめて画期的なことだと思うので、Handshakeに関する記事を訳しました。

原文: https://www.namebase.io/blog/tutorial-1-what-is-handshake-and-hns/


チュートリアル1: HandshakeとHNSとは何か?

Handshakeプロトコルと(HNS)の使い道について知っておくべきすべてのこと

このブログ記事は、私たちの教育シリーズの正式なスタートをの記念となっています。Namebaseを使い始める最良の方法は、最初にHandshakeDNSとそのトークンであるHNSについて学ぶことです。

Handshake(ハンドシェイク)を理解するには、まずは基本から始めましょう。

現在のDNSアーキテクチャ

DNSは、インターネットを構成するアーキテクチャの中でも最も古いコンポーネントの1つです。40年近く前の1983年に発明されて以来、インターネット上の自由と安全を脅かす脅威に対処する変更がされていません。

現在のDNS階層では、最上位にICANNによって管理されるルート・ゾーンがあります。ICANNは、誰がどのTLD(Top Level Domain: トップレベルドメイン)を取得するかを決定します。この場合、ここでいう「誰が」というのは、政府、非営利団体、および「.com」というTLDを所有するVerisignなどの営利企業を意味します。TLDの所有者は、「google.com」のようなセカンドレベルドメインを発行することができます。

DNS階層(ソース:cloudflare.com)

現在のシステムの問題

トップレベルドメインは制限されています

現在ルートゾーンを管理している集中管理型の組織であるICANNは、「.com」「.net」「.org」など、どのトップレベルドメイン(TLD)を利用可能とするかを決定しています。ICANNは、新たなTLDの申請に $185,000 USDドルの手数料を要求していて、また現在は新たなTLDの申請は締め切られています。

これは、ウェブサイトの所有者や開発者にとって、良いドメインの利用を人為的に制限するものです。

検閲やプライバシーの侵害を受けやすい

現在のインターネット上のドメイン名の集中管理は、プライバシーと検閲を失う可能性もあります。あなたの利用しているドメイン登録業者がWHOIS保護を提供していても、あなたの情報はドメイン登録業者から引っこ抜かれる可能性があります。政府やISPは通常、DNSフィルタリングとリダイレクトを使用してドメインを検閲します。その一方でISPは、ウェブ閲覧履歴を売ることで個人のDNSデータを収益化することがよくあります。

認証局システムには本質的に欠陥がある

ブラウザは、認証局を信頼して、Webサイトが本人であることを証明します。しかし認証局は、悪質な証明書を発行したり政府と協力したりし、トラフィックを監視するために、SSLのセキュリティを侵害することがあります。安全でないウェブサイトは、すべての人を危険にさらします。この件についての詳細は、以前のブログで読むことができます。

真のドメイン所有権を提供しない

現在のドメイン登録業者は、ドメインの所有権を維持するために、ドメイン所有者に年間の定期的なリース料を請求する「リース方式」でビジネスを構築しています。ほとんどのTLDで、このリース料は、値上げの対象となります。しかし最近、ICANNは、「.org」のような保護されたTLDから価格上限を撤廃する契約を承認したことで注目を集めていました。一方、Handshake(ハンドシェイク)は、更新料なしで真のドメイン所有権を提供し、自身のデータを完全にコントロールすることができます。Handshakeのガバナンスは完全に分散化されているので、(ICANNの案件が.orgのドメイン所有者に与えたのと同じような)ドメイン所有者やネットワークに影響を与えるガバナンスの決定は、誰かの一存で下すことはできないようになっています。

Handshakeとは何ですか?

Handshakeは、既存のDNSと下位互換性のあるネーミング・プロトコルです。DNSプロトコルを置き換えるものではありませんが、ルート・ゾーン・ファイル(TLD所有権が格納されている場所)およびルート・サーバーを、誰もが使用できるブロックチェーン・ベースのシステムに置き換えます。これにより、ルートゾーンは、現在ルートゾーンを管理しているICANNのようなゲートキーパーから逃れ、検閲されず、無許可性となります。

ネットワーク内のすべてのピアは、ルートゾーンを暗号的に検証および管理します。これにより、認証局システム(CA)が完全に不要になります。ドメイン名はHandshakeブロックチェーンに記録されます。このブロックチェーンはだれでもエントリを追加する権利を持つ大きな分散ゾーンファイルといえます。

既存のTLDはネットワークに登録されないようにブラックリストに載せられ、namebase.ioのような伝統的なドメインにアクセスした際には、Handshakeリゾルバは伝統的なTLDを利用します。そして、namebase/のようなHandshakeドメインにアクセスする際は、Handshakeリゾルバは、ソースとしてHandshakeブロックチェーンを使用します。

では、Handshakeは現在のDNSの課題をどのように解決するのでしょうか。

エンドレス・トップレベルドメイン(TLDS)

Handshakeドメインは、ICANNだけでなく誰でも登録できるトップレベルドメインで、従来のTLDのように使うことができます。例えば、satoshi.nakamoto/ であったり、単独で nakamoto/ として利用できます。

より安全でプライベート

Handshakeにより、ドメインの所有者のみがDNSレコードを変更できます。これにより、Handshakeドメインが検閲されたり、悪意を持ってリダイレクトされたりすることがなくなります。Handshakeドメインを登録すると、登録中に個人データを要求しないため、所有者のプライバシーは尊重されます。ドメイン名の所有権は公開キー暗号化によって決定されるので、秘密キーを使用してメッセージに署名することで、名前の所有者を簡単に確認できます。

認証局に代わるより安全な手段

Handshakeは、ドメイン所有権の信頼を、一元化されて潜在的にセキュアでない認証局から、誰もがセキュアな名前解決と証明書所有権に使用できる公共財(パブリックコモンズ)に移行します。

ドメインの所有で、より多くのことができます

Handshakeドメインの所有者は、何にでもTLDを使用できます。ウェブサイトをホストするために使うことはもちろん、Handshakeネームのアーリーアダプターは、他のユーザにドメインを販売する業者になることもできます。例: adam.creatorやjohn.creator など

ここまでで、現在のDNSの課題と、それをHandshakeがどのように解決しようとしているのかについて、基本的な理解ができたはずです。それでは、このブログの最後のセクションに進みましょう。

Handshakeコイン(HNS)とは何ですか?

参加者は、Handshakeコイン(HNS)を使って、ドメイン名の転送、登録、更新を行います。コインは、P2Pネットワーク上のスパムを防止するために必要です。当初のコイン供給の大部分はフリー/オープンソースソフトウェア・コミュニティに無償で提供され、大部分は個々の貢献者に提供されます。開発者以外の人のために、このコインはローンチ後にNamebaseを通じて売買できるようになっています。プラットフォーム上のユーザーは、HNSを使ってHandshakeドメイン(nameともいいます)に入札し、BTCのような他の資産と取引するために購入することができます。Namebase上のHNSの主な使い道は、新しい無料のインターネットへのアクセスを可能にするための、簡単でプライベートな入札体験を促進することです。

これで最初のチュートリアルは終わりになります。また今後近いうちに「Namebaseとは何か、どのように機能するのか?」という点に焦点を当てた次のシリーズをご覧ください。

今後のトピック
  • HandshakeとHNSとは (今回の記事)

  • HNSのマイニング法

  • Handshakeドメインと伝統的なドメインの間の違い

  • Namebase上のHNSを取得する方法

  • Namebaseとは何か。また、どのように機能するか?

  • NamebaseのHandshakeドメインの購入(レジストラの概要)

  • Handshakeドメインが入札のためにどのようにリリースされるか?

  • 匿名でドメインを登録し、コンテンツを公開する方法

  • リゾルバを実行するか、Handshakeドメインを訪問する方法

  • HandshakeとNamebaseはどのようなユースケースを解決するか?

  • Handshake名は没収可能か?

読んでいただきありがとうございます!

Namebase Education and Customer Onboardingチーム


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